
OS X 10.4.5 で H8 3694F と通信が成功したので、覚え書きとしてやり方を書いておきます。
参考URL(ここのページがすごく参考になりました)↓
http://www.planet-rcs.de/en/article/mac_serial_port/
まず、前提条件。H8 はトランジスタ技術の2004年4月号の付録についてたやつ。当時は製作環境に恵まれていたので、そこから RS-232C で通信ができる所までは既に作ってあった。PC も Windows があったので、それ経由でモニタープログラムを Flash ROM に焼いてあったはず。そのモニタープログラムと通信ができることを目標とした。
で、今回は Windows じゃなくて Mac な環境なので、当然 D-sub 9ピンのポートなど無い。
そこでまずは秋葉原で USB ←→ RS-232C 変換器を購入。これで物理的に接続はできるようになった。とりあえずUSB に挿したら変換機は USB デバイスとして認識できてるみたい。後はターミナルから通信すればいけるのかなー、とか思ってたんだけど、 /dev を見てもそれらしいのがいないし、何をどうしていいのか分からずちょっと挫折。
で、いろいろネットで調べてたら、上記のページに遭遇した。あとはトントン拍子にできた。
簡単に書いておくと、この手の USB ←→ RS-232C 変換器は大抵 PL-2303 というチップが使われているらしい。OS X 用の PL-2303 のドライバを prolific のサイトから DL してきて、それをインストールして再起動。ターミナルから /dev を確認すると usbserial というデバイスが見えるようになる。そのあと ZTerm というシリアル通信ソフトを DL して、ポートを usbserial に設定して、通信速度を 19200bps にしたらできた。
2年前に焼いた ROM がちゃんと動いているのにはちょっと感動した(動いて当然だけど)。