今日、会社からの帰宅時に、地元の駅の自動改札機に並んでいつものように定期を入れて通ろうとしたら、俺の所で扉が閉まって引っ掛かった。定期はまだ有効期限内だから俺が原因ではないことは明らかだった。
俺の前の人がSuicaだったのだが、おそらくタッチが甘くてうまく認識されなかったのだろう。(認識された時の「ピー」って音もしてなかったように思う。)
よくある光景と言えばそれでおしまいだけど、あれってなんか腹が立つ。
自分には非が無いのに、前の人のせいで引っ掛かったのに、周りの人はそんな細かい事なんて知る由もないから俺が悪者になってしまう。
さも迷惑そうに隣の改札に移って行く人々。そこで溜め息なんかつかれた日にはもう心の中でブチ切れですよ。
しかも、俺の前の人は自分が悪いとは思っていないだろう。そこが腹立つ。
加害者が、自分が加害者である事を認識していない事に腹が立つ。
よくテレビで殺人事件の被害者の親族が、「慰謝料などではなく、自分が悪い事をしたのを反省して、きちんと謝って欲しい」とか言う気持ちがよくわかる。
でも根本原因はあの反応の鈍い自動改札機だよな。
ていうか、あれ、投入口から扉までの距離が短かすぎるんだよ。
中ではすごいスピードで切符の磁気信号を読み取ってどうのこうの、ってメカトロ的にはワクワクする話だけども、あれってただもうちょっと距離を長くすれば済む話なんじゃないの?
あの設計はきっとJRの陰謀だな。
怒鳴る程の事でも無いし、しょうがない出来事のように見せかけて、実は客にじわりとストレスを与え続ける機械を作るなんて、JRは侮れない。